覆面調査ってご存知ですか?調査員が飲食店などで客を装って調査するものです。
従来は、その企業がもっと改善すべき点を明らかにするものだったのですが、最近は褒めまくる覆面調査が登場したらしいです。
どういう事かというと、良かった点だけをフィードバックするというもの。
指摘されて改善してきた企業も多い半面、落ち込んでしまう人や離職してしまう現実を考慮して、とのことです。
仕事のモチベーションを高め、離職を防ぐのが目的のようです。
これも時代の流れですかね~。
あくまでも私個人の考えですが、自分の牧会経験から言うと、こういうことに関しても人それぞれなんですよね~。
褒めればいい、とか、叱るのは良くない、とかマニュアル化しちゃうのが間違っていると思うんですよね。
人の個性と、その時の状況によって、そっとしておいた方が良い時もあるし、逆に、ハッキリ言った方が良い場合もあります。
こちらが気を使い過ぎてあまり言わなかったことから誤解が生じたこともありましたし。
私が牧会経験で学んだことは、叱ったらいけない、褒めないといけない、とマニュアル化するのではなく、「羊は各々導きなさい」という主の教え通り、自分の管理下にある人を良く見て、瞬間瞬間波長を受けて、その時、その状況、その人の個性に合った導き方をしないといけない、という事です。
その人の成長具合にもよります。当然、新入生と指導者とでは、同じことをしてもこちら側の反応は異なります。
正直、感情というものを持っている「人間」を相手にすることに関しては、マニュアル化は難しいです。誰でもできるメソッドを求めているのは分かりますが、こればかりは人間がロボットにでもならない限り難しいと思います。
心と頭、つまり脳を最大限使わないと、管理職は務まりませんね。(苦笑)